嵐「俺は……恋人だよ。」

綾「…うん…」

嵐「俺さ、すっげえ好きな子がいるんだよね。美優っていうんだ…。
すっげえ好きで、告ったらOKもらえて、大切にした。
ほんとに好きだったから。
だけどね、俺、金鵞ってゆう族の総長だったから、美優はいつも狙われてた…。
でも、いつも俺が守ってたんだ…。
だけどある日、あいつがきたんだ。
俺のところにこい。って…。
もちろん、断わったよ。
そしたら、
恋人がどうなってもいいのか?って脅された。
俺が護る!って言ったらね、笑って帰って行ったんだ…。
だけど、次の日ね…美優が泣いて別れよう?って言ってきたんだ…。
なんで?って理由を問い詰めたらね………言ったんだ……っ…。
こんな汚れたあたし、嵐のそばにいられない。
すぐに分かったよ…。
犯されたんだって…。俺は護れなかったんだって…。
だから…俺はここにいるんだ…。」

泣きながら言う嵐は、ちょっぴり瞳がウルウルしてた。

こんな時に思うのもなんだけど、愛されてるんだな…って思った。

綾「そっか……」

勇「じゃあ次は…俺やな…」

そういって勇太はポツリポツリと話し始めた…