剛「銀牙にはな、秘密が二つある。
一つ目は綾が言った表の総長と本当の総長の秘密。

そしてもう一つは、
幹部以上は兄貴に逆らえない…ということだ。」

達也に逆らえない?

綾「どうゆうこと?」

剛「綾みたいに、弱味を握られているんだ。」

綾「え…?」

剛「つまり、幹部以上は達也に弱味を握られ、しぶしぶ銀牙に入ったんだ。まぁ、俺もその1人だけどな…。
幹部の1人は恋人を守るために、
1人は仲間のために。
1人は、家族を守るために
また1人は過去を知られないために。
そいつらは…全員総長だった…」

綾「…過去…家族…」

剛「…あや…あれはお前のせいじゃ…」

綾「剛也、教えてくれてありがと!じゃあいくねっ」

剛「ちょっ!まて!俺の話しはまだ終わって…」

剛也の言葉を最後まで聞くことなく私は屋上を後にした。