「じゃあ、九條自己紹介」

「えっと、九條綾也だ。
よろしく」

そしてニコッと笑う

「「「きゃぁぁぁぁぁ!」」」

う、うるさい…

「えっと、九條の席は、彼処だ。」

そう言って担任が指差した場所は

金髪ヤローの隣。

あー…ダメだな。

金髪みるとどうしても思い出しちゃうよ

いつも私を助けてくれた、綺麗な金髪の

君のことを…。

なんて考えながら席に着く。

「よろしく」

「あぁ、」

そっけないなぁ…

まあ、しょうがないよね…

はぁ…

と小さいため息を吐く。

今日からここが私の教室…

居心地悪いよ…

あぁ…あの教室に戻りたい…

でもそれは叶わぬ夢。

だからここで頑張るしかない。

…君達を傷つけないように…