綾「っ!!」

そこで見たのは……

海は右腕がナイフで刺されて出血してい

て、

陽は左足が腫れていて、

聡一はいたるところに怪我をしている

神流は腹を抱えて倒れており、

そこに輝が、よりそっている。

だけど、私には助ける事ができない。

だって…助けたら…貴方達に被害が

及ぶ。

傷つくのは…私だけでいいの。

私は迷う事なく達也のもとへ向かった。