―奏― 君に捧げる愛の歌



「奏ちゃん、よろしくね―。
オーナーのタケです。


あっ 俺のことは“タケさん”って呼んでくれていいから。」



「はいっ!宜しくお願いします!!」



メトロでのアルバイト初日、私はオーナーのタケさんと挨拶を交わした。



高校生はバイト禁止なので、私は大学生ってことで通してある。