―***― 俊 side ―***― 〜ったく、何なんだよ。 俺はバイクに股がり、メトロへと向かっていた。 “俊はまだ生きてるんだよ。 だったら精一杯生きて、 また夢見て、頑張ればいいじゃない!!” 泣きながらそう言っていたあいつの顔を思い出す。 何であいつが泣くんだよっ!! 苛立ちが治まらない俺は、 バイクのスピードをさらに加速させた。