私はもう、それから抵抗しなかった。 走っていくうちに、心がうきうきとする。 行ったことがない、駅までの道のりは、とても輝いていた。 かわいい雑貨やさんや、かっこいい洋服やさん、こじゃれた古着屋、化粧品やら売っているドラッグストア。 風をきってどんどん流れていく。 「ついた~♪」 愛は、ひざに手をおき、息を切らした。 私も同じようになった。 「はあ、疲れた・・・」 「あはは!今から疲れちゃだめだよっ 思いっきり可愛くなってもらうから!」