空が見える。



「どこいくの?」


息を途切れさせながら、しかし楽しそうな答えが返ってくる。


風にのってふんわりとシャンプーの香りがする。




「駅前のショップ!」



「そ、そんなとこ・・・
不良ばっかりなんじゃ・・・」



「はあ?何それ?
もしかして、行ったことない?」



「う、うん・・・」



愛は、にっこりと笑った。









「なら、あたしに任せなさい!」