「しょうがないじゃん。俺は梓も好・・・






「最低ッ!!!」





かばんを隆介のお腹に押しつけた。


かばんがふにゃりと波打つ。





そのまま、靴箱に走る。


足がガクガクと震える。


何度も、もつれそうになる。


手が熱くなる。









後ろでドスンとかばんが落ちる音がした。