顔をあげると・・・ 身長が高く、鼻がつんとしていてどこか少年っぽい雰囲気がある男子がいた。 誰だ、こいつ。 「何?あんた」 思いっきりそいつを睨む。 「ひどいなあ、梓は!」 彼は私に笑ってみせた。 なんか、無償にむかつく。 馴れ馴れしいし。