空が見える。


「そんなルールないでしょ」



私はゆうかを睨みつけた。


なんか、この子隠してる。




「あ・・・うん、ごめん・・・


だって、そう言わないと梓が棄権しちゃうと思ったから・・・



だってね、梓かわいいもん!

棄権してほしくないよ・・・」




ゆうかはしょんぼりと視線を落とした。



私がかわいいなんて、嘘だ。