「ねえ、梓。大丈夫?」 ゆうかが心配そうに私の顔を覗き込んできた。 「あ、うん。べつに。 てか、棄権するし」 「えっ・・・」 ゆうかは一瞬うろたえた。 「まずいよ・・・ ミスコン棄権したら、クラスで賞取れないじゃん。 そうなったら梓の責任だよ?」