可愛い。 私は寝起きの風ちゃんを見て、そう思った。 風ちゃんを起こした私は、自分の部屋に戻って支度をした。 家を出ると、自転車を持った風ちゃんがいた。 私は、いつも通りに風ちゃんの自転車の後ろに乗った。 風ちゃんの自転車で、いつも学校に行ってるの。 そのせいで女の子の嫉妬の視線がするときもあるけどね。 でも家から学校は遠いから歩いてはいけない。 しかも私は自転車で事故ったことがあるから、トラウマで自分で乗れなくなっちゃったから風ちゃんの自転車に乗って登校するしかないの。