興味もある。
このまま、アーティストとして活動してもいい。
でも…
「父さんは進学を望んでるんだ。恋奈は死んだし、誰かが会社を継がなきゃ。」
「活動しながらは無理なのか?」
「無理だね。」
「花音はなんて?」
「私がやっても良いよ。…だって。」
「あいつらしいな。」
「うん…」
本気で、花音になら切り盛りできるかもしれない。
無駄に何でもできるし。
頭良いし。
でもそれで、花音の夢をつぶす事にはならないだろうか。
僕に気を使って言っているんじゃないんだろうか。
花音は自分を隠すのが得意だから、無理していないんだろうか。
「花音はさぁ、小さい頃から、大切な宝物の役に立つ人になるのが夢なんだって。」
「は…?」
「つまりさ、花音はお前の役に立つのが夢なわけ。」
「それは…」
「つまり、お前が考えているリスクなんて、花音にとったらリスクのリの字も考えるに値しない事なんだって事。」


