real world




某有名テレビ局のNaoto&Syogoの楽屋。



僕と直人は2人してだらけていた。



ロングのズラが暑くて重い。


夏は最悪だ。



特に外。




「なぁ、あと待ち時間どれくらいだ?」


「1時間。」




番組の収録が押していて、かなりの暇ができている。


ということで、読書しようと思ったんだけど、うるさいのが1人いるのを忘れていた。



まぁ今までのいきさつはこんなものだ。




「なぁショウゴ、卒業したら、どーする?進学する?」


「はぁ…」




僕は直人があまりにもしつこいので本を閉じて質問に答える事にした。




「分かんない。迷ってるんだ。進学するか、このまま音楽続けるか。」




別に成績に困ってる訳じゃないから(現在も全国2位キープ)、どっちでもいいんだけど、そんな訳にもいかない。(直人に言ったら怒られそうだし。)




音楽は嫌いじゃない。


花音も才能があるって言ってくれるし、実際Princeの曲は僕が作っている。