「リーダー、俺もうダメかもであります…」
死ぬ。
つーか死ぬ。
社長ー。Princeとのこの差は何なんですかー?
なんで俺達Roseはこんな扱いなんですかー?
「ヤッホー!Roseの愛しきメンバー達よ!…ってなにこの空気。」
「お前のせいだよタケル。」
「えぇっそんなこと言われてモォ…」
「あははっ、タケルキモイ。」
「アキラまで!?」
あいつらの元気はどこからくるのか。
俺は人生で最大級の脱力感と共に溜め息をついた。
そんな俺の様子を見たタケルは俺のほうにつかつか寄って来て俺の身体にもたれて来た。
おいこら。
殺すぞおまえ。
「直人さぁ、実はクラス落ちればいいなぁなんて思ってんでしょ。」
「は?んなわけないだろ。」
「だってそうじゃん、お前この前まで無理してでも学校のために時間空けようとしてたけど、今してないだろ?」
「それは…」
この前までは、花音の存在が、俺の学校へ行く理由だった。
それがなくなって、
俺を学校に縛り付けるものがなくなった。
図星半分。
ハズレ半分。


