祖父は話し終わると、私に向かって、 「守ると決めたお前はすごいと思う。どんな犠牲を払っても守ろうとしたお前は確かに正しい。」 妙な言い回しだ。 ちょっと嫌な感じもする。 「お祖父さまは、どうなさるおつもりなのですか?」 祖父は哀しそうな顔をして、 「始めたものは、終わらせるさ。」 その言葉を最後に私は何者かに気絶させられた。