栞里、ありがとう。 背中を押されて勇気でた。 曖昧な関係にしておくのは、あたしにとっても不都合だし、凛耶くんや優翔くんにも悪い。 ちゃんとしなきゃだよね。 決心がついたあたしが図書室へ入ると、すでに凛耶くんがいつもの椅子に腰を掛けてた。 「よっ凛菜ちゃん」 「ごめんね、待たせちゃったね」 「大丈夫」 よいしょ、と凛耶くんが立ちあたしに向き合う。 「もっかいだけ言わせて…凛菜ちゃんへの気持ち」 「うん…聞くよ」 「ありがとう」 凛耶くんはいつもと違う少し寂しさが混じった顔で笑った。