ほんとに凛耶くんはズルイ。
頭の中を自分でいっぱいにさせるんだから。
はぁー…
またため息を一つ。
ぼけーっと天井を眺めてるとブレザーのポケットの中にある携帯が鳴った。
ディスプレイを見ると、
「凛耶くんだ…」
今、一番話しにくい凛耶くんからだった。
出るべきかな…どうしよう…。
でも、出た方が良いよね…。
えぇい!!
出ちゃえ!
ブチッっと通話ボタンを押す。
「も、もしもし…」
『もしもし凛菜ちゃん?俺、俺』
「俺俺サギ?」
『ちげーよ』
電話の向こうで爆笑してる声が聞こえた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…