「あぁーっ!!眠たいよ〜凛菜」
「栞里に同じー…」
まだ残暑残る9月。
今日からあたし達はまた学校が始まるのです!
眠たくて面倒臭いけど、優翔くんに毎日会えると思うと苦じゃない。
「またまた相変わらず、あんたの彼氏は人気だね〜」
「だね〜」
窓際の席から廊下を見ると優翔くんの姿が。
ただ廊下を歩いてるだけなのに、たくさんの女の子達が群がってる。
やっぱり胸はモヤモヤするけど…
優翔くんは人気者だからしょうがないの。
慣れなきゃね?
はぁ〜…ため息とともに机に突っ伏すと、クラスの女の子があたしのところに来た。