駆け足で玄関に行くと、靴箱にもたれ掛かって暇そうにしてる凛菜がいた。
「あ…優翔くん!」
俺を見つけて笑顔になる凛菜とか可愛すぎる。
「こんな寒い季節なのにどこにいた?」
「校舎裏だから外」
「告白?」
「う、うん…」
寒さなのか何なのか、耳まで赤くなって…
申し訳なさそうに俯く。
「あったかいとこ行こ」
「うん!行く」
凛菜の冷たい手を握って歩く。
ったく誰だよ…
凛菜に寒い思いさせたの。
誰か知らないけど、いくら告白しようと先に見つけたのは俺だし…。
オトスの大変だったんだから。
凛菜は絶対に誰にも渡さねーよ。

