「優翔くん!あたしグランプリになったよ!」

「あたり前だろ?凛菜は可愛いんだから」

「恥ずかしいよ〜…」

「キスでもしてあげようか、ご褒美の」

「いっ!いらない…学校だし…」


顔を真っ赤にして頬を膨らます。


可愛いな〜ほんとに。

小動物みたい。


「あたしちょっと人気者になったかな?」

「ミスコンのグランプリだからな…嫌でも人気者になるだろ?」

「ん〜微妙かも…」

「俺は絶対に凛菜のこと手放したりしないから」


凛菜の腰に手を回して抱き寄せる。

耳まで赤くなっちゃって…

どんな凛菜でも、俺だけの凛菜。

誰にも渡さねー。