「え、ちょ、凛菜…!?」 「ごめん!優翔くん、行こう」 優翔くんの手を引っ張って猛ダッシュのあたし。 走って来た場所は南側の廊下。 人通りが少ないし、 優翔くんとあたしが出会った場所。 「はぁはぁっ…疲れた〜…こんな走ったの久しぶりだもん」 「俺も…でも凛菜、どうして…?」 「いきなりごめんね?ちょっと北川にやり返したくなっただけ」 「ほんとなら俺が助けてやる立場なのに、凛菜に助けられちゃったな」 二人の目が合うと、ふふっとあたし達は笑った。