1−3かぁ…


あたしと栞里のクラスでもなければ、優翔くんと太陽くんのクラスでもない。


あんまり関わりのないクラスだ…

そう考えながら階段を登って、クラスに行く。


ガラガラ――…



栞里が扉を開けると、


「栞里ちゃーん!待ってましたっ!」

「太陽は元気だな…凛菜おはよ」


既に二人は窓際の後ろの席に前後で座っていた。


「おはよう、優翔くん」


あたしは笑って返す。


席に着くなり、栞里は太陽くんの頭をバシッと叩きツッコミを入れる。


太陽くんは尻にひかれてるパターンなんだね…。