この雰囲気は一緒に教室に行くパターン。

どうする、あたし…?


「今日は早いんだね…」

「まぁな。凛菜に会いたくて早めに来てみた」

「そっか…嬉しい」


優翔くんは優しく笑う。


でもね、なぜだか今は素直に喜べないの…。



バレてもしょうがない。

意を決して靴箱を開けると、3枚ほど紙がパラパラ落ちる。


「何か落ちた…」

「拾わなくて良いよ!大丈夫」


いつもみたいに笑えてるかな?


強がりじゃない…

揉め事が嫌いなの。


あたしが我慢して終わるならそれで良い。