ピンポーン―……。


すると勢いよくドアが開く。


ドアが開くと、あたしの大好きな人…


そう、

優翔くんがアメリカから帰って来たのです!!



「お帰りなさい…!」

「ただいま…凛菜!」


玄関先だというのに、あたしは優翔くんにダイブした。


久しぶりにする優翔くんの匂い…。



「久しぶりだな、凛菜!寂しかっただろ?」


大好きな優しい笑顔で、あたしの頬に触れる。


「ううん!そんなことないっ」


嘘。

ほんとは寂しかったし…。


素直じゃないあたしのバカ。