玄関を出ると、いつも通り左手を差し出してくれる優翔くん。 右手を重ねて歩く。 「ねぇ、凛菜」 「どうしたの?優翔くん?」 「ワガママ言っても良い?」 「ワガママ…?」 優翔くんが我が儘言う何て珍しいかも… 「俺ん家来て」 「えっ、今日?」 「うん今日。だからワガママ」 意地悪っぽい笑顔の優翔くんを見たら断れる訳ないじゃん……。 ほんとは真っ直ぐ家に帰るつもりだったけど… 「うん…優翔くん家行く」 「やったー!さすが凛菜ちゃん」 「なんかあざとい〜」 優翔くん家方面のバス停に向かった。