家庭科室には数人の女の子達だけで、みんなミシンに向かって衣装を作っていた。
「あたし達も頑張ろうか〜」
「苦手だから栞里に任せちゃうかも…」
手先が不器用なあたしは上手く出来るか自信がない…。
でも、優翔くんに可愛いって褒めてもらいたいから頑張るね?
ミシンを大きめの机の上に用意して、早速始める。
「まずは、長さとか合わせないとね」
「栞里〜計って」
「はいはい」
ため息混じりに栞里はあたしの面倒を見てくれる。
もうほとんど栞里に任せっきりになっちゃうね。
だけど二人で笑いながら作業するのは楽しい。

