す…好きとか有り得ないからッ!


「「ゆーうーみーっ」」


ん?


「あ!!魅紗とましろ!」


「帰ろー!!」


「ちょっと 待ってて!!」


「佑弥くんも待ってるから早くしてねー」


ゆ…佑弥が?!


―ガチャンッ

驚きの余り 片付けようと手に持っていた ペンケースを落としてしまった。


「ゴメンッ!友達 待たせてるから 先に帰るね??」


「…男と帰るのか?」


「ん?何か言った?」


「いや… また明日な。」


「うん バイバイ」


ふぅー… 何か疲れたな…
でも なんで 佑弥待ってくれてるんだろうな…??


急ぎ足で昇降口へ向かう。

「あ、結実〜 来た来た!」

「ゴメンー!!遅くなって。クラスの子と話してたの。てか、佑弥がいるなんて珍しいね!!」



「あぁ。たまにはな。あと、葉瑠も連れてきた。」