「古谷先生!!」
40代くらいの男の人が美樹先生に駆け寄ってきた。
他のクラスの先生かな?
「げぇ、大島先生。」
美樹先生が嫌そうに言う。もちろん小さくだけど!
苦手なのかな?
「古谷先生、いくらA組が優秀だからといって、野放しにするのは困ります!炎堂だっているんですから、覚悟してくださいよ?」
「は、はい……すいません…。」
大島先生という人はペラペラと早口で言うと、あたしを見て、
「風間結衣さんですよね。この学園に入学したのならば、しっかり勉強してくださいよ?君のような優秀な生徒はまれですからね。学園の誇りとなる行動をとってください!」
とニッコリ笑顔でいった。
こわっ!
なにこの人?
大島先生はそう言うと、くるりと背を向けて歩いていった。
「今のは大島郁実先生。数学担当で嫌われもの。」
美樹先生が耳元で言う。
やっぱり、あの人数学っぽい。
それか、国語の現代文とか?
「じゃ、クラス入ろっか!」
美樹先生は教室のドアを開けた。
あたしはその後に続く。
クラスにいる生徒全員の視線が、あたしに注がれるのがわかった。
「はい、みんなおはよう!早速だけど転入生の紹介ね。じゃあ結衣ちゃん、自己紹介してね。」
あたしはまず、黒板に自分の名前を書いた。大きくね♪

