「……お前、そういうとこは変わってないのな」
「そういうとこ……?」
「無駄に真面目なとこ。……昨日のことなら別に気にしてねぇよ。
なんで急に元気なくなったのか気にならないって言ったら嘘になるけど」
壁に寄り掛かって私を見下ろす辻村くん。
その目はなんだか優しくて。
……勘違い、しそうになる。
私は、周りよりちょっとだけ、近いんじゃないかって。
辻村くんの中で、近い位置に置いてくれてるんじゃないかって。
あ、もちろん友達的な意味で!
「……それは自分でもよく分からないから説明できないんだけど」
「ふーん」
「ごめんね」
「別に、いい。ていうか話ってこれだけかよ」
辻村くんは今度は呆れた顔をした。


