「あ、辻村くん?長谷川だけど」 『いや、知ってるけど』 「……今、彩織さんといるんだ」 数秒の、沈黙。 『はあ!?』 「でね、辻村くんのこと、聞いてもいい?」 『は!?』 「いいよね?」 『ちょっと待て、どういう状況』 「いいよね!うん、それだけだから!じゃ、楽しんでね」 『ふざけんなちょっと待』 「じゃーねー」 ピッと通話を切る。 「……確認取るっていうか、宣言してたね」 「だってなんか長くなりそうだったから」 私がそう言うと、彩織さんはクスクスと笑った。 可愛いなぁ。