どうしよう。
どうしよう。
泣きたいくらい、嬉しい。
辻村くんは私のおかげだなんて言ってくれるけど、そんなことない。
それは、他ならない辻村くんが頑張ったから。
私よりずっと、辻村くんの方がサッカーに対して真剣だし、まっすぐだと思うもん。
私なんか比べるのも申し訳ないくらいサッカーが好きなんだって、思うもん。
「……明日、頑張ろうね」
分かれ道、私はそう言うのが精いっぱいだった。
だんだん遠のいていく辻村くんの後ろ姿を、私は見えなくなるまで見送っていた。
……頑張ろう。
大丈夫。
きっと、奇跡は起こるよ──……。


