悩みに悩んだ末、私はイチゴ味、辻村くんはチョコレートアイスをそれぞれ買って、外に出た。
再びもわっとした熱気が襲ってくる。
「暑いねー。早く帰んないとアイスとけちゃう……、辻村くん?」
隣に並んだ私とは逆方向を見たまま、なにやら固まってしまった辻村くん。
その視線の先を追って、すぐに私はその理由を悟った。
「……なんで」
ここにいるの?
思わず、ぽつりとそんな言葉が零れた。
私たちの視線の先にいる彼女も、驚いたようで目を見開いていた。
「真二くん……」
こんなに何度も偶然会うことなんてあるの?
「彩織」
そう呼んだ辻村くんの声に、ぎゅうっと胸が痛くなった。


