「みーのーりー!」
「どしたの」
授業が終わるなりすぐに隣の席の弥代が、椅子に横向きに座って私に身体を向け、ぱたぱたと足をばたつかせ始めた。
これは、弥代の不機嫌な印だ。
「テスト最悪!やだもう!」
「ええーー」
「こうなったら体育祭でストレス発散する!美祈は何に出る!?」
「そうだなーやっぱ」
「バレーだよね!」
自分から訊いてきたくせに思いっきり私の言葉を遮った弥代。
でしょ?と首を傾げて私を見てくる。
「まぁ、それでもいいけど」
去年もバレー出たからなぁ、なんて考える。
要項を見ると、種目は去年とあまり変わらないみたいだった。


