「ただいまー」
「たっだいまー!」
俺…情けねー…
思わず奈々子を放してしまった…
リビングに入ってきたおばさんと大樹。
間一髪で奈々子と離れる俺。
「あら、アキラくん、どうしたの?」
「あぁ、母さんが奈々子にお昼ご飯食べるかどうか聞いて来いって言われて…」
いや、ホントは奈々子探して告白して、付き合って、抱きしめてたトコです。
なんか良心がズキズキする…
「あぁ、ごめんね~わざわざ!アキラくんコレ!おみやげ渡しておいて!」
「あはは…どーも…」
おみやげを受け取る俺。
リビングを出て行くおばさん…
すると大樹……核爆弾発言。
爆弾発言じゃない。
核爆弾発言。
核爆弾だよコノヤロー。
「ねーちゃん、にーちゃん顔真っ赤だけどどーしたんだ?」
「真っ赤!?ああ、ちょっと、暑いんだよな!奈々子!」
「へっ!?あ、うんうん!そうそう!」
ニヤッと笑った大樹。
ガキのクセに鋭そうだ…
「…ねーちゃん達…ラブラブなんだな?」
「「大樹ーーー!!!」」
「へへっ♪俺の友菜のトコに行こっ♪」
ま、そうともいえなくも無いけどな♪
END