5分後。
玄関から勢い良く開かれたであろうドアの音が聞こえた。
「奈々子!?どうしたの!?」
ものすごく慌てた一花の声が聞こえる。
いつもは15分かかるくせに…
今日は5分でついちゃったの…?
一花を見ると汗をかいていた。
この寒い中汗かくって……どれだけ飛ばして来たんだろ。
事故んなくって良かったよ…
「奈々子…?泣いてちゃわかんないよ…?」
いつまでも泣いてる私に一花は言った。
「話して?嫌だったら今度でいいから…今は泣き止もう?」
一花、一花……
私は、大きく息を吸って、涙を止める。
「あのね……」
一花に全部話した。
さっき見たこと、全部。

