『もしもし!あっ奈々子!?』
この声は…きっと付き合えたんだろうなぁ…
「うん、どうしたの?ごめんね、私チョコ配ってて…」
『あ、あのね!一宮くんと付き合えたよ!』
「ホント?良かったじゃん!…そっか、そっか…良かったね、一花」
ホントに…良かった。
一花、ずっと一宮くんの事好きだったもんね…
『奈々子…?…どうしたの?』
「え?何が??」
『何かあった?あったんでしょ?』
「……だか、ら…何が…」
何も、無かったよ。
ただ……もう、アキラのこと諦めなきゃいけないだけ、で…
「…ふっ…ぇぇ…っい、ちかぁ…ぅっ…っう…」
もう駄目。
我慢していた涙が、一気に頬を伝う。
『奈々子!?大丈夫??ちょっと待ってて、すぐに行くからぁ!!』
ガチャっ…ツーツー…
一花…?

