「あ!い、……た」
公園の隅の花壇のほうに、アキラが居た。
可愛い女の子と一緒に。
私はその場から何故か足が動かなくなった。
ここから、女の子とアキラは良く見える。
2人とも、当たり前だけど私に気づかない。
女の子、良く見てみると隣のクラスのモテ子の田中さんだった。
田中さんは、全体的にピンクと白で統一されたフリフリの可愛いコートを着ていた。
きっとコートの下も、可愛い服でスカートなんだろう。
私はそこでただ突っ立って見ていた。
アキラ、あんなに可愛い子からチョコ貰ってるのかな?
アキラたちを見ていると想像通り、田中さんはアキラにチョコらしき袋を渡した。
それを受け取るアキラ。
田中さん、何か言ってる?
何を言ってるんだろう。
アキラはそれを黙って聞いていた。

