『…それとこれ…。』




その後に付け加えるような時桃の声に。




『…お前、結婚すんのに羽成と遊んだのか?』




いつになく低いカズの声。 




「…俺が?…誰と?」




『はぁ?あの叔母さんだろ。羽成が荒れて明歩に招待状、投げたらしい。』




すると時桃が電話口に出た。




『招待状は投げてませんけど彩音が言ってました。直接は無理だから私から鷹栖さんにおめでとうって言ってほしいって。』