「では、何かリクエストはありますか?」 聞くと少し考えた櫂理さんは 「…煮魚と肉じゃが、白飯、ワカメと豆腐の味噌汁。」 そう答えた。 「分かりました。では、一緒に買い物に行きましょう。」 ウキウキする私をよそに 「…あぁ。」 いつもの櫂理さんの声がした。