俺は彩羽の剥き出しの肩を優しく抱きながら、激しいキスを続けた。 薄いシーツ一枚越しの熱い体温。 何もかもを溶かしてやりたい。 お前の頭から掻き消してやる。 俺たちが兄妹であるという事を。 そして、俺たちは 『他人』なんだという事を。 俺はお前を求めている。 だからお前も俺を 『求めろよ。』