窓から差し込む朝日が煩わしい。 明るいのは苦手だ。 母さんは未だに「響也ったら!」とかなんとか言っている。 俺はベッドから降りて机に置いといた眼鏡に手をかけた。 普段はコンタクトだが、寝起きは眼鏡だ。 俺が眼鏡を取ろうとした途端 「ダメダメ!響也は何もつけない方が良い!コンタクトもいらない!」 そう言って無駄に分厚い眼鏡を机からいち早くとった。 俺は「は!?」と言い、母さんの方を向いた。