興奮状態が治まらないのか 目の前のテーブルを蹴りあげる想司 ガラスで出来たテーブルは 蹴り上げたショックで 派手な音をたて、救急セットと一緒に 床に散らばった あんなに分厚いテーブルを... 言葉を無くし、放心状態で立っていると 電話をしたままの想司が ゆっくりと近づいてくる その表情はどこか儚げで... 今にも壊れてしまいそうだった 怒りと哀しみで不安定な目に 私は思わず頬に手を伸ばし 優しく抱き締めた 電話の相手は、言い訳するわけでもなく ただ、ひたすらに謝っていた