『おう』 こんな私でも見捨てないで居てくれる そんな拓斗の優しさは時に残酷だ 涙が何故か溢れでる バレる前に通話を切った 嗚咽混じりの本気泣きは久しぶりだった 何でこんな、情緒不安定で 自分の感情についていけない 何処かから湧いてでる "死にたい"の感情 はっとして気付いた時には キッチンで包丁を片手に 想司に包まれていた 左手首から溢れでる赤黒い血 脈を打つたびに切り口から躍り出る 想司の白いワイシャツを鮮やかに染めていた