?!!・・・・

突然帝が笑いだした。

「な、何が可笑しいんですか?」

私は顔を引きつらせ、

帝に問いかける。

・・・

「私も厄介な女を好きになったと思って。

一国の長であるこの私が、

本気で好きになった女は、

私の一番嫌いな、男を好きなんだ。

笑わずにいられるか」



「・・・」


「…約束は果たす。

朱音が私を本気で愛するまで、

抱くことはない。

だが、ここに来た時は、

お前に接吻するし、抱きしめる。

それぐらいは側室として、

果たしてもらうぞ」


そう言った帝は、

私の唇を奪い、

私と一つの布団に寝転ぶと、

ギュッと

苦しいくらいに抱きしめて、

眠りについた。