「決まってるでしょ〜」

「???」


「だーかーらー、今までぶっちぎりで学校一の美少女だったのに、今回は危ういかもねって!」


「はあーーーーーー!?」

私が美少女?有り得ない!


「まったく…ホントさくらは無自覚なんだから」


桃は呆れたように首を振った。


「まあ…あの子は確かに美人だよね…ってかあの子名前何だっけ…?」


ど忘れしてしまった…


「えーっと…椿なんちゃら…?」


「あ!思い出した!椿沢雅!」


「それだー!」


思い出してスッキリ!


「あ、あと20分でピアノだ!じゃあねー!」


いつのまに?

どれだけあの美少女について話してたんだろ。


「うん、じゃあねー」