「よくない!!みんな見てるじゃん。イヤだぁ。恥ずかしいって/////」



あたしは修人の大きな手を振りほどこうとした。



「ダメぇ。見たい奴には見せとけばいいんだよ。優愛はすぐどっか行っちゃいそうでさ、こうしてると安心だろっ?」



修人は優しい目であたしを眺め、つないだ手を見て笑った。



そんなこと、普通に言えちゃうんだよね・・・・・修人は・・・・・。



だからってさ・・・・・こんなあたし達、周りから見たら単なる『バカップル』だよね。



あたしと修人は手をつないだまま、屋上へ向かった。