―数分後―


侑は決心したのか、俯いていた顔を上げた。


侑の表情はかなり真剣な表情で…。


私はその侑の表情に、ドキッとした。


「葵…。」


「は、はい。」


侑が私に何かを言おうとした時---…




「葵~、侑くん!晩ごはんができたんだけど、一緒に食べましょ~っ。」




ある意味ナイスタイミング…。


1階からお母さんの声がした。


ガクッと肩を落とした侑。


「…どうする??」


「…うん…。じゃ、話はまた後で……。」


私と侑は1階に降りた。