私は涙を拭きながら言った。


「昨日、侑にその話を聞いて…もう、呆れたっていうか…。」


香坂くんを見ずに、遠くを見るように話した。


「もう傷つけられるのはごめんだよ。」


もっと早くそうしてれば良かった…。